シナーがレースランキング1位の座を守る

ヤニク・シナーが全米オープンで優勝し、PIF ATP レースランキング1位を維持しました。
今シーズン最後の四大大会開幕前には、シナーは PIF ATP Live Race To Turin(レースランキング)で、当時2位のカルロス・アルカラスとのポイント差を1,440ポイントとしており、ニューヨークの結果次第ではレースランキング2位に順位を落とす可能性がありました。
しかし、全米オープン閉幕後には、シナーは2位のアレクサンダー・ズベレフに2,885ポイントの大差をつけてニューヨークを後にしました。今季、イタリア勢として初めて世界ランキング1位となった23歳のシナーは、レースランキングで初めて年末1位を獲得する絶好の位置につけています。
PIF ATP Live Race To Turin | レースランキング
プレーヤー | ポイント |
1) ヤニク・シナー | 9,000 |
2) アレクサンダー・ズベレフ | 6,115 |
3) カルロス・アルカラス | 6,010 |
4) ダニル・メドベージェフ | 4,420 |
5) テーラー・フリッツ | 3,890 |
6) カスパー・ルード | 3,795 |
7) アンドレイ・ルブレフ | 3,480 |
8) アレックス・デミノー | 3,305 |
シナーとズベレフは、11月10日から17日にかけて開催される Nitto ATPファイナルズのシングルス出場権をすでに獲得しています。
Nitto ATPファイナルズで2度優勝し、現在レースランキング2位のズベレフと3位のアルカラスのポイント差は105ポイントです。2022年に PIF ATP 年末ランキング1位を獲得したアルカラスは、次に出場権を獲得する有力候補となっています。
テーラー・フリッツは、フラッシング・メドウで自身初の四大大会決勝に進出したことで、レースランキング5位に浮上しました。2022年に最終戦デビューを果たしたフリッツは、2度目の出場権獲得を目前にしています。
レースランキングの上位8名のうち、まだシーズン最終戦出場を果たしたことがないプレーヤーは、8位のアレックス・デミノーだけです。
デミノーに45ポイント差のノバク・ジョコビッチは、現時点では出場権獲得圏外の9位となっています。ジョコビッチは、Nitto ATPファイナルズには16度出場しており、最多の7勝を挙げています。
5位のフリッツと9位のジョコビッチのポイント差はわずか630ポイントとなっており、Nitto ATPファイナルズの出場権を巡る戦いは、ますます激しさを増すことが予想されます。