上海マスターズを終え、出場権獲得争いが激化

スペインの20歳、ラファエル・ホダルが、上海マスターズで自身初のATP1000決勝に進出し、Nitto ATPファイナルズ初出場に向けて大きく前進しました。

決勝では、同じスペイン勢のアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに敗れたものの、ホダルは PIF ATPライブレース・トリノで2つ順位を上げ、9位に浮上しました。ホダルは、上位9選手のなかで、シーズン最終戦への初出場を目指す4選手のうちの1人です。一方、過去に出場経験のある選手たちも、トリノへの出場権獲得に向けて差を縮めようとしています。

ヤニク・シナーが、けがにより2026年シーズンは今後休養すると表明したため、ホダルは、事実上、出場権獲得圏内で最後の順位につけています。5位のフラビオ・コボッリ(3,540ポイント)、7位のフランシス・ティアフォー(3,380ポイント)、8位のアルトゥール・フィス(3,325ポイント)も、Nitto ATPファイナルズ初出場を目指しています。

上海ではコボリが初戦敗退、ティアフォーとフィスもともに2回戦で敗れたため、この3選手は順位をさらに上げるチャンスを逃しました。

初出場を目指す選手たちが現在の順位を守ろうとする一方、元 Nitto ATPファイナルズ覇者のダニル・メドベージェフは上海で躍進しました。準決勝進出によりライブレースで2つ順位を上げて6位となり、コボッリとの差をわずか120ポイントに縮めました。2020年にシーズン最終戦を制したメドベージェフは、昨年は2018年以来で初めて出場権を逃しましたが、今季はトリノへの復帰を目指しています。

PIF ATPライブレース・トリノ(2026年10月18日現在)

プレーヤー ポイント
1) アレクサンダー・ズベレフ 9,150(出場権獲得)
2) ヤニク・シナー 7,950(2026年シーズン終了)
3) カルロス・アルカラス 4,600(出場権獲得)
4) ベン・シェルトン 4,480(出場権獲得)
5) フラビオ・コボリ 3,530
6) ダニル・メドベージェフ 3,420
7) フランシス・ティアフォー 3,380
8) アルトゥール・フィス 3,325
9) ラファエル・ホダル 3,159
10) アレックス・デミノー 2,880
11) ノバク・ジョコビッチ 2,840
12) トミー・ポール 2,585
13) テーラー・フリッツ 2,530

過去に出場経験のある選手たちも、シーズン最終戦への出場を目指し追い上げを図っています。メドベージェフもその選手のうちの一人です。大会3年連続出場を目指すアレックス・デミノーはライブレースで10位につけており、今大会で過去7度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチも11位で出場権争いに加わっています。

39歳のジョコビッチは、Nitto ATPファイナルズの出場権獲得回数で単独最多記録を樹立し、19度目の出場を果たすことを目指しています。ジョコビッチが次に出場を予定しているのは、ワイルドカードでの出場となるATP500のバーゼルです。

トリノの出場権獲得を目指す選手たちには、今週も貴重なポイントを獲得するチャンスがあります。メドベージェフはアルマトイ・オープンに出場、フィスはブリュッセルに、コボリはリヨンに第1シードとして出場します。