2025年大会開催へ向けたカウントダウンが始動

世界トップ8のシングルス選手とダブルスチームが集結するシーズン最終戦、Nitto ATPファイナルズ。今年で5度目の開催地となるトリノは、昨年の興奮と、イタリア人として初めてタイトルを獲得したヤニク・シナーの歴史的快挙の余韻冷めやらぬまま、11月9日から16日まで、再びイナルピ・アリーナでテニス界の精鋭を迎えます。

トリノでは、11月に激闘を繰り広げるスターを迎える準備が始まりました。街全体をテニスの祭典へと盛り上げる数多くの企画の中で、特に注目されている取り組みのひとつがトロフィーツアーです。これは、大会の主要パートナーが拠点を置く都市で、チャンピオンのトロフィーを展示するイベントです。

Nitto ATP Finals Trophy
The Nitto ATP Finals is on display at Turin's Gallerie d’Italia. Photo Credit: FITP Tennis

このツアーは、ファンの情熱をさらに高め、Nitto ATPファイナルズとトリノの魅力を世界へ発信することを目的としています。ツアーの第2弾では国際的な展開も予定されており、ドイツや日本などでの開催が計画されています。

Nitto ATPファイナルズのホストパートナーであるインテーザ・サンパオロが、トロフィーツアーの開幕を飾ります。ファンは、2025年大会の開幕100日前にあたる7月23日から8月1日まで、トロフィーを間近に見ることができます。このトロフィーは、元 ATP 会長ブラッド・ドリューエット氏に敬意を表して名付けられたもので、トリノのガッレリア・デイタリア美術館のメインフロア、サン・カルロ広場を見下ろすサラ・トリネッティに展示されます。

展示会場は、トリノの中心にある17世紀の貴族の宮殿で、以前はインテーザ・サンパオロの本社として、現在は同グループの美術館のひとつとして利用されている建物です。この Nitto ATPファイナルズのトロフィー展は、歴史ある建物の華やかさと、11月のイナルピ・アリーナでの大会への期待をあわせて感じることができます。街全体が一緒になって楽しむ特別なイベントとなるでしょう。

トロフィー展は、美術館の開館時間内に無料で入場できます。

開館時間:
火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日: 午前9時30分 ~ 午後7時30分(最終入場 午後6時)
水曜日: 午前9時30分 ~ 午後8時30分(最終入場 午後7時)