コッキナキスとキリオスがトリノを楽む

今週、トリノはテニス熱に包まれ、Nitto ATP ファイナルズで戦うスター選手たちを一目見ようと、大勢のファンが詰めかけ、大会の雰囲気を盛り上げています。
オーストラリアのタナシ・コッキナキスとニック・キリオスは、ツアー最終戦に初出場となりますが、トリノでの時間を楽しんでいるようです。
「クールな経験でしたよ。ここではすべてが最高です。選ばれた者だけが来られる場所。誰もがここにいることに値します。質の高いプレーヤーと対戦できます。だから、ここは最高の場所なんです。素晴らしいです」とコッキナキスは話しています。
コートの外でも仲の良いコッキナキスとキリオスは、今シーズン1月の全豪オープンのダブルスで、念願のタイトルを獲得しました。地元メルボルンで人気のコッキナキスは、トリノでもファンとの交流を楽しんでいます。
「トリノのファンは本当に大好きです。ホテルの前に陣取って、ビッグプレーヤーが来るのを待っています。そして、携帯電話を取り出します。私が登場すると、がっかりしたようなため息が聞こえるんです。『ああ、コッキナキスか。キリオスはどこ?』ってね」とコキナキスはジョークを飛ばしました。
今シーズンのキリオスは、コッキナキスとのペアでアトランタでもタイトルを獲得、シングルスではウィンブルドンの決勝に進むなど、素晴らしい成績を収めました。27歳のキリオスは、ここイタリアで開催されるツアー最終戦で、友人と一緒にシーズンを締めくくることに興奮しています。
「最高です。私とタナシは、まさかここ(Nitto ATPファイナルズ)に参加するとは思ってもいませんでした。私たちはいつも、一緒に楽しいことをしたいと考えています。こうして1年間コンスタントに(一緒に)プレーできるのは嬉しいことです。でも今年一緒にプレーしたのは6、7大会くらいだったかな……。とにかく、ここでの経験は素晴らしいです」とキリオス。
グリーングループの初戦で敗れたコッキナキスとキリオスは、水曜日にイワン・ドディグ/オースティン・クライチェク組と対戦します。