Nitto マスコットキッズプログラムの子どもたちが選手をエスコート

イタリアでは、ヤニク・シナーの名前が連日話題になっています。23歳のシナーは、PIF ATPランキングで世界1位に輝き、2つの四大大会のタイトルを獲得するという歴史的なシーズンを過ごしました。

今週、地元イタリアのトリノで開催されている Nitto ATPファイナルズに出場しているシナーの活躍を誰もが楽しみにしています。テーラー・フリッツとの試合がイブニングセッションで行われた火曜日には、練習コートからイナルピ・アリーナまで、大勢のファンが詰めかけました。

地元のスターであるシナーがコートに登場すると、スタンドから大きな歓声が上がりました。その中で、幸運な機会を得たのは、7歳の少女フランチェスカでした。フランチェスカは、Nitto マスコットキッズプログラムの一員で、シナーとともにコートに入り、彼に温かいメッセージを伝えました。

「彼に試合が怖くないかを尋ねて、それから『勝ってほしい』とお願いしたの。そうしたら、彼が『頑張るよ』って答えてくれたの」とフランチェスカは話しています。

そして、シナーはフリッツをストレートで破り、フランチェスカとイタリアの観客の願いを叶えました。シナーは以前、このマスコットキッズプログラムの取り組みについて称賛していました。

「選手にとって特別なことだと思います。1年を通して、私たちは1人で歩くことが本当に多いんです。でも、ここではマスコットキッズが一緒にいてくれるので少し違う感じがします。いいですよね」と昨年大会でシナーはコメントしています。

今年の Nitto ATPファイナルズでコートに立つマスコットキッズたちは、トリノを拠点にしている小児がんと闘う子どもたちやその家族で、医療スタッフやボランティアを支援するボランティア団体「Casa UGI」の協力で集まりました。参加する子どもたちは、自身が病気と闘っているか、または、闘病中の家族がいます。

週の初めには、マスコットキッズのマテイが、オーストラリアのアレックス・デミノーと一緒にコートに入場する機会を得ました。マテイにとって、それはとても嬉しい瞬間でした。

「みんなが見ていてすごく恥ずかしかったけど、本当にワクワクしました!ワクワクしすぎて笑い出しそうでした!」とマテイ。

「アレックス・デミノーと一緒に歩けて本当に嬉しかったです。彼はとても親切で、ハイタッチまで求めてくれました。彼は本当にタフな人に見えます。この Nitto ATPファイナルズでは彼を応援しますし、これからも彼を追いかけていきます」