シーズン最終戦への切符を手にした最初の選手はイタリアのシナー

金曜日にナショナルバンク・オープンの準々決勝に進出したヤニク・シナーは、2つの報酬を手にしました。この準々決勝進出により、シナーは、トリノで開催される Nitto ATP ファイナルズの出場権を獲得した最初の選手となりました。

PIF ATP ランキング1位のシナーは、2年連続の出場権獲得で、11月10日から17日に開催されるトリノでシーズン最終戦に臨みます。2021年に補欠選手として大会初出場を果たしたシナーは、昨年は地元のファンが見守る中、決勝まで進出、決勝戦ではノバク・ジョコビッチに敗れ、惜しくも準優勝でした。

22歳、イタリアのシナーの今シーズンは、全豪オープンでの四大大会初優勝でスタートしました。そして、ロッテルダムの屋内ハードコートでATP500のタイトルを獲得、マイアミでは2度目となるATPマスターズ1000のチャンピオンとなり、ハレでは芝コートでのツアー初優勝を果たしました。

今季、ツアーで4勝を挙げているシナーは、全仏オープンで準決勝に進出した6月10日に歴史を塗り替えました。 シナーはジョコビッチを抜いて PIF ATPランキング1位に浮上、史上初のイタリア人の世界王者となりました。

モントリオールのナショナルバンク・オープンでアレハンドロ・タビロを破り、今シーズンの戦績を通算44勝4敗としたシナーは、PIF ATP レースランキング(PIF ATP Live Race To Turin) で2位のカルロス・アルカラスに対し、さらにリードを広げつつあります。現在、シナーはレースランキングで6,400ポイントを獲得し、アルカラスとの差を450ポイントとしました。また、シナーは、PIF ATP 年末ランキング1位獲得も目指します。