ノバク・ジョコビッチは、Nitto ATPファイナルズでの大きな目標を1つ掲げています。それは、ペッパーストーンが提供するATP年間ランキング1位を、史上最長の8度目で獲得することです。

 

「僕にとって、今の最大の目標は、世界No.1プレーヤーとしてシーズンを終えること。1勝が必要だから、そうなることを願っているよ」とジョコビッチはトリノで金曜日にATPメディアにコメントしました。「もちろん、トーナメントでも優勝したいね。でも、それは目標だから、初戦の後に何が起こるか見てみよう」 とコメント。

 

ジョコビッチが1勝、カルロス・アルカラスが1敗でもすれば、ジョコビッチはテニスにおける最高の栄誉を手にすることになります。ジョコビッチがシーズンフィナーレで1位になったのは2021年。

 

ジョコビッチは日曜日の夕方、ホルガー・ルーンとの対戦で、自らの運命をコントロールする機会を得ることになる。この2人は、ちょうど1週間前のロレックス・パリ・マスターズで対戦し、ジョコビッチは準々決勝で3時間近くに及ぶ熱戦を制した。

 

「ホルガーはNitto ATPファイナルズでデビューするんだ。カルロス・アルカラスと同世代で、ネクスト・ジェネレーションのリーダーの一人だ。将来、彼のプレーをたくさん見ることになるだろうね。彼はボリス・ベッカーという伝説的なプレーヤーがコーチだし、彼自身もどんどん成長している。毎回、接戦になるから、今回も期待しているよ」とジョコビッチ。

 

36歳のジョコビッチは、1年前のパラ・アルピトゥールで、初めてNitto ATPファイナルズ優勝したとき、いいプレーをしたことが自信になっているようです。

 

「パーフェクト・スコアだったよ。ほとんどの試合、5試合中4試合はストレートで勝てた。トリノに来るのは3回目だけど、標高が300メートル近くあって、ファンには感じられないかもしれないけど、コート上では感じることができるんだ。」とジョコビッチ。「ボールは宙を舞うし、プレーのコンディションも違う。でも、素晴らしいよ。素敵なアリーナで、またこのイベントに参加できてうれしいし、観客も多い。」

 

さらに続けて「イタリアの人たちはテニスやスポーツ全般にとても情熱的で、ローマ・インテルナツィオナーレの大会や、ここトリノでは伝統のNitto（ATP）ファイナルが開催されている。素晴らしいことだよ。本当に楽しみだし、プレーするのが楽しみだよ」と語りました。