シナー、年末ランキング1位争いでズベレフとの差をさらに広げる

フラビオ・コボリは、母国開催の Nitto ATPファイナルズに初出場を果たすことができるでしょうか。

24歳、イタリア出身のコボリがウィンブルドンでベスト8に進出。四大大会で快進撃を続け、Nitto ATPファイナルズ初出場に向け大きく前進しました。6月の全仏で決勝に進出しているコボリは、PIF ATP ライブレース・トリノでのトップ8入りを維持しています。

シーズン序盤は苦戦したコボリですが、2月の ATP500大会、アカプルコでの優勝を皮切りに好調の波に乗り、現在はライブレースで4位につけています。コボリより上位にいるのは、今季ここまでの四大大会を制している3選手、ヤニク・シナー(ウィンブルドン)、アレクサンダー・ズベレフ(全仏)、カルロス・アルカラス(全豪)です。

ウィンブルドンでカレン・ハチャノフとの5セットに及ぶ激戦を制したコボリは、トップ10プレーヤーのアレックス・デミノーも下して準々決勝へ進出しました。準々決勝では勢いに乗る英国のワイルドカード、アーサー・フェリーに敗れましたが、ウィンブルドン決勝進出によって Nitto ATPファイナルズ出場権を得たシナーに続き、2人目の地元イタリア期待の星として出場を目指します。シーズン最終戦は11月15日から22日まで、イタリア・トリノのイナルピ・アリーナで開催されます。

現在、3位のアルカラスに630ポイント差に迫っているコボリは、今週、クロアチア・オープンに第1シードとして出場。その差をさらに縮めるチャンスを迎えます。

PIF ATP ライブレース・トリノ(ウィンブルドン終了時点)

プレーヤー ポイント
1) ヤニク・シナー 7,950
2) アレクサンダー・ズベレフ 6,540
3) カルロス・アルカラス 3,650
4) フラビオ・コボリ 3,020
5) ダニル・メドベージェフ 2,520
6) ノバク・ジョコビッチ 2,310
7) フェリックス・オジェアリアシム 2,190
8) アレックス・デミノー 2,070
9) ベン・シェルトン 2,030
10) アルトゥール・フィス 1,940

ウィンブルドン準決勝でノバク・ジョコビッチを破り、トリノ行きを決めたシナーは、その後の決勝でズベレフを下し、大会連覇を達成しました。日曜日のセンターコートで決勝を制したシナーは、ライブレースで2位のズベレフとの差を1,410ポイントに広げました。24歳のシナーは、今年、PIF ATP 年末ランキング1位を2年連続で獲得することを目指しています。

Nitto ATPファイナルズで史上最多の7度の優勝を誇るジョコビッチも、シーズン最終戦の出場権獲得の可能性を高め、史上最多となる19回目の出場を目指しています。ロジャー・フェデラーと並ぶ大会史上最多タイの18回出場の記録を持つ39歳のジョコビッチは、オールイングランド・クラブで今季2度目の四大大会準決勝に進出し、ライブレースでの順位を大会前の16位から6位へと大きく上げました。

ウィンブルドン準々決勝でのジョコビッチとの対戦が、大会史上、準々決勝での最長記録を更新したフェリックス・オジェアリアシムは、11位から7位へ浮上しました。一方、ウィンブルドンでは3回戦敗退を喫したダニル・メドベージェフは、ジョコビッチとオジェアリアシムをわずかに上回り、5位を維持しています。

今週の ATP 250大会に出場する選手の中で、コボリに次いで最もランキングが高いのは、ノルウェーのカスパー・ルードです。2022年の Nitto ATPファイナルズで準優勝したルードは、スイス・オープンに第2シードとして出場します。ルードは、現在ライブレースで15位につけており、このスイス・アルプスのクレーコートの大会で3度目の優勝を果たせば、12位まで順位を上げることになります。