スペインのアルカラスがウィンブルドンで優勝、グランドスラム大会で4度目の栄冠

カルロス・アルカラスは、日曜日にウィンブルドンでタイトルを獲得し、PIF ATP Live Race To Turin(レースランキング)1位の座をヤニク・シナーと争うための準備が整いました。

PIF ATP レースランキングで3位に位置していたアルカラスは、ウィンブルドンで優勝したことにより2,000ポイントを獲得、今シーズン前半に快進撃を見せて1位に着いているシナーに250ポイント差に迫りました。

PIF ATP レースランキングは、シーズン中の勢いを示す良い指標となります。

PIF ATP Live Race To Turin | レースランキング

プレーヤー ポイント
1) ヤニク・シナー 6,200
2) カルロス・アルカラス 5,950
3) アレクサンダー・ズベレフ 4,785
4) ダニル・メドベージェフ 4,000
5) カスパー・ルード 3,485
6) ノバク・ジョコビッチ 3,160
7) アレックス・デミノー 2,905
8) ステファノス・チチパス 2,565

2022年に19歳で PIF ATP 年末ランキング1位となったアルカラス。今シーズンは、ローラン・ギャロス、そしてウィンブルドンとグランドスラム大会を続けて制覇し、2度目の年末ランキング1位獲得を目指し、順調な戦績を残しています。

全豪オープンでグランドスラム大会初優勝を果たしたシナーは、ロッテルダム、ATPマスターズ1000マイアミ、ハレでも優勝し、レースランキングで圧倒的なリードを築いていましたが、この1か月でアルカラスがグランドスラム大会2大会を制し、その差を縮めています。

アルカラスとシナーの対戦は、瞬く間に新世代で最もエキサイティングなライバル対決となり、21歳と22歳の2人は素晴らしいプレーで世界中のファンを魅了しています。Lexus ATP Head2Head での対戦成績はアルカラスが5勝4敗でリードしています。

ジョコビッチはウィンブルドンの決勝に進出したことでレースランキングで7つ順位を上げ6位となり、11月10日から17日に開催される Nitto ATP ファイナルズの出場権に大きく近づきました。ジョコビッチは、ラファエル・ナダルと並ぶ大会史上2番目の記録となる17度目の出場権獲得を目指しています。

最終戦の出場権獲得圏内となるレースランキング上位8に入っている選手のうち、アレックス・デミノーだけがまだ最終戦への出場経験がありません。現在7位のステファノス・チチパスとデミノーの差は240ポイントとなっています。