スペインのアルカラスが４年連続で出場権を獲得

カルロス・アルカラスは、火曜日にウィンブルドン準決勝進出を果たしたことで、2025年 Nitto ATPファイナルズの出場権を獲得した最初の選手となりました。

アルカラスは、11月9日から16日までトリノのイナルピ・アリーナで開催されるシーズン最終戦での初優勝を目指します。４年連続での同大会の出場権獲得です。

22歳のアルカラスは、現在、連勝試合記録で自己最高となる23連勝中で、クレーシーズンが始まったモンテカルロ以降では、33試合中32勝をマークしています。

アルカラスは今季、ATPツアー最多となる５度の優勝、47試合で勝利を挙げており、Infosys ATP Win/Loss Index による勝率90.4％もツアー最高の記録です。

It All Adds Up

2月にロッテルダムで優勝したアルカラスは、その後３大会連続でタイトルを逃したものの、PIF ATPライブレース・トゥ・トリノでは、ほぼ無敵の状態で首位を独走しています。

アルカラスは、モンテカルロとローマでATPマスターズ1000のタイトルを獲得し、全仏オープンでは２度目の優勝、さらにクイーンズ・クラブでも優勝し、現在ウィンブルドン３連覇まであと２勝に迫っています。

もし、第２シードのアルカラスが今週日曜日に優勝を果たせば、全仏オープンとウィンブルドンを連続して２連覇を達成することになります。これはオープン化以降、男子ではビヨン・ボルグ以来の快挙です。なお、女子ではシュテフィ・グラフのみがこの偉業を達成しています。

Nitto ATPファイナルズでのアルカラスの最高成績は2023年の準決勝進出で、このときは、同年に優勝したノバク・ジョコビッチに敗れています。昨年はラウンドロビンの対戦でアンドレイ・ルブレフに勝利したものの、グループステージ突破はなりませんでした。