シナー、アルカラス、ズベレフ、メドベージェフに続くのは誰か?
ヤニク・シナー、カルロス・アルカラス、アレクサンダー・ズベレフ、ダニル・メドベージェフの4選手が Nitto ATP ファイナルズの出場権を獲得しました。今週開催されるロレックス・パリ・マスターズは、彼らに加わる選手を決める上で重要な役割を果たします。
11月10日から17日にかけて開催されるシーズン最終戦に2度目の出場を果たす可能性が最も高いのはテーラー・フリッツです。フリッツは2022年のトリノで準決勝に進出しました。
5位のフリッツは4,290ポイントを獲得しており、今シーズン最後のATPマスターズ1000で準々決勝に進出すれば、Nitto ATP ファイナルズへの出場が確定します。また、PIF ATP レースランキングでの他の選手の成績次第では、フリッツがそれより早い段階で出場権を獲得する可能性もあります。
PIF ATP Live Race To Turin | レースランキング(パリ大会前)
| プレーヤー | ポイント |
| 5) テーラー・フリッツ | 4,290 |
| 6) ノバク・ジョコビッチ | 3,910 |
| 7) カスパー・ルード | 3,845 |
| 8) アンドレイ・ルブレフ | 3,720 |
| 9) アレックス・デミノー | 3,555 |
| 10) グリゴル・ディミトロフ | 3,150 |
| 11) トミー・ポール | 3,135 |
| 12) ステファノス・チチパス | 2,975 |
6位のノバク・ジョコビッチとフリッツのポイント差は380ポイントですが、ジョコビッチはパリには出場しないため、 フリッツはレースランキングでジョコビッチより上位でシーズンを終えることが保証されています。
7位のカスパー・ルード(3,845ポイント)と9位のアレックス・デミノー(3,555ポイント)の差はわずか290ポイントです。 ルード(2位)とルブレフ(4位)は、これまでに何度も Nitto ATP ファイナルズに出場していますが、デミノーはまだ出場経験がありません。
「ここには活躍が期待できる選手がたくさん出場しているので、私も気を引き締めています。あと数日は緊張しながら眠ることになるでしょう。でも大丈夫です」とルードは話しています。
「今週の結果次第では、私にも出場権獲得の可能性があります。他の選手がどうするかなど、自分ではどうにもできないことは考えずに、自分のことだけを考えるつもりです。とても緊張しています。本当に面白い状況になりそうです。接戦になるでしょう。今週は、まだまだいろいろなことが起こり得ると思います」
2017年 Nitto ATPファイナルズの覇者で10位のグリゴル・ディミトロフ、11位のトミー・ポール、そして2019年大会覇者で12位のステファノス・チチパスが出場権を獲得するには、パリで好成績を残すことが必要です。
ロレックス・パリ・マスターズの3回戦で実現する可能性があるのは、フリッツ対デミノー、ルード対ポール、ルブレフ対チチパスという3試合です。いずれも、この大会だけでなく、レースランキングにとって重要な試合となります。
パリ大会の翌週に開催されるATP250の2大会、ベオグラード・オープンとモゼル・オープンの戦績も、PIF ATPレースランキングと Nitto ATP ファイナルズの出場権獲得にカウントされます。