ウィンブルドンでマッテオ・ベレッティーニを下し、四大大会での20勝目を挙げたノバク・ジョコビッチが、11月14日から21日にトリノのパラ・アルピツアーで開催される Nitto ATP Finals の出場権を獲得しました。

2021年の四大大会で最初の3大会を制した世界ランキング1位のジョコビッチは、Nitto ATP Finals で歴代トップのロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルに並ぶ14回目の出場権を獲得しました。ジョコビッチは、このトリノでの大会で、フェデラーの記録に並ぶ6度目の優勝を目指します。

「こんなに早くトリノの出場権を得ることができてうれしいです。イタリアは熱狂的なテニスファンが多いので、素晴らしい雰囲気のイベントになると思います」とジョコビッチ。

ATP会長アンドレア・ガウデンツィは「今シーズンのノバクの成績は驚異的としか言いようがありません。Nitto ATP Finals は最高の選手だけが出場できる大会であり、14回目の出場権獲得は、彼が毎年、優れた成績を残していることを表しています。彼がトリノで歴史を塗り替えてくれるのを楽しみにしています」とコメント。

また、イタリアテニス連盟会長アンジェロ・ビナギ氏は「世界ランキング1位のジョコビッチが、初めてイタリアのトリノで開催される Nitto ATP Finals の出場権を獲得したことを嬉しく思います。ジョコビッチは、常に素晴らしいショーを見せてくれる偉大なチャンピオンであるだけでなく、イタリア国民のアイドルでもあります。もちろん、地元出身のマッテオ・ベレッティーニもトリノの出場権を獲得し、ノバクとのウィンブルドンの再現の機会を得られることを心から願っています」と話しています。

34歳のジョコビッチは、2007年から2016年、2018年から2020年に Nitto ATP Finals に出場しました。上海で開催された2008年に大会初優勝、その後、ロンドンで開催された2012年から2015年まで4年連続でタイトルを獲得しました。2017年は右肘を痛めたこともあり、出場権獲得を逃していますが、ジョコビッチは、この権威ある大会で38勝16敗の成績を残しています。

今シーズンのジョコビッチは、5月のベオグラード・オープンでの優勝に加え、これまでの四大大会の3大会で優勝するなど歴史的なシーズンを送っており、 FedEx ATPランキングでは、ピート・サンプラス(1993~1998年)を超える7度目の年末ランキング1位の記録も期待されています。今季、37試合中34試合で勝利しているジョコビッチは、3月8日にロジャー・フェデラーの持つ世界ランキング1位の在位記録を抜く311週を記録。これまで329週にわたって男子プロテニス界の頂点に君臨してきました。

また、ジョコビッチは、ジャック・クロフォード(1933年)、ドン・バッジ(1938年)、ルー・ホード(1956年)、ロッド・レーバー(1962年、1969年)に続き、四大大会でその年の最初の3大会を制した史上5人目のプレーヤーとなりました。このうち、バッジとレーバーは、年間グランドスラムを達成しています(レーバーは2度)。

FedEx ATP レースランキングの2位は、2019年の Nitto ATP Finals を制したステファノス・チチパス、イタリアのベレッティーニがそれに続いています。アンドレイ・ルブレフ、2018年大会覇者アレクサンダー・ズベレフと2020年大会覇者ダニール・メドベージェフ、ラファエル・ナダル、そしてミラノで開催された2019年 Next Gen ATP Finals の優勝者であるヤニク・シナーが、トップ12に入っています。

先週、クロアチアのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ組が、Nitto ATP Finals のダブルスで最初の出場権を獲得しました。世界ランキング1位のこのペアは、ウィンブルドンの決勝でマルセル・グラノリェルス/オラシオ・セバジョス組を下し、今季8度目のタイトルを獲得しています。