大会フォーマット

「Nitto ATP Finals」では、まず8名/組を4名/4組ずつ2つのグループに分けた、ラウンドロビン(総当たり)形式で試合が行われます。8名/組の選手たちは、その年の最後のATPワールドツアー大会の翌週に発表される、PIF ATPレースランキングと PIF ATPダブルスレースランキングによって選考されます。シングルスの試合はファイナルセットも含めて、すべてベストオブ3タイブレークセット。ダブルスの試合は、ノーアドバンテージ方式の2セットとマッチタイブレークで行われます。

組み合わせ

第1シードの選手/組はグループA、第2シードの選手/組はグループBに分けられます。第3シードと第4シード、第5シードと第6シード、第7シードと第8シードは、それぞれ別々になるように抽選され、はじめに引かれたほうがグループAとなります。各選手/組は、ラウンドロビンの各グループで3試合を戦うことになります。それぞれのグループを勝ち抜いた選手/組は、準決勝で別々の山に入れられます。つまり、グループAの1位の選手/組は、グループBの2位の選手/組と対戦、もう片方の山はその逆となります。ラウンドロビンの結果、2つ以上の選手/組が成績で並んだ場合は、次の手順で順位を決定します。

準決勝進出選手/組の決定方法

ラウンドロビンでの最終順位は、次の優先順位に従って決定されます。
a) 勝利試合数
b) 出場試合数
例: 2勝1敗の成績は2勝0敗よりも上位に、1勝2敗の成績は1勝0敗よりも上位となります。
c) 2選手/組が並んだ場合は、直接対決の結果
d) 3選手/組が並んだ場合は
ラウンドロビンでの最終順位は、次の優先順位に従って決定されます。

a) 勝利試合数
b) 出場試合数
    例: 2勝1敗の成績は2勝0敗よりも上位に、1勝2敗の成績は1勝0敗よりも上位となります。
c) 2選手/組が並んだ場合は、直接対決の結果
d) 3選手/組が並んだ場合は、次の通り
3選手/組が1勝ずつで、試合数が3未満の選手が1名いる場合は、その1名が自動的にラウンドロビンで敗退となります。ほかの1勝2敗の2名が準決勝に進むことができます。それでも決まらない場合は、セット取得率、ゲーム取得率、その年の最後のATPツアー大会の翌週に発表される PIF ATPランキングの優先順位で、順位が決まります。
もし以上の優先順位で、1位の選手または3位の選手しか決まらず、残りの2名が並んだ場合は、直接対決の結果で順位が決まります。
注1: 1名が3勝、3名が1勝で、1勝の3名のうち1名が2試合しか出場しておらず、ほかの2名が3試合に出場していた場合は、2試合しか出場していなかった選手がラウンドロビンで敗退となり、残りの2名は直接対決の結果で順位が決まり、上位の選手が準決勝に進出します。

注2: 1名が3勝して、3名が1勝で並び、かつ全員が3試合すべてに出場していた場合、セット取得率が高い選手が準決勝に進出します。

注3: 3名が2勝、1名が0勝の場合、0勝の1名がラウンドロビンで敗退となります。2勝の3名は、セット取得率で順位が決まります。3名のうち上位2名が準決勝に進み、3位の選手がラウンドロビンで敗退となります。セット取得率で1位となった選手が、グループ1位となります。

注4: 3名が2勝、1名が0勝の場合、0勝の1名がラウンドロビンで敗退となります。2勝の3名のうち、1名のセット取得率が5-2で71.43%、ほかの2名が4-3で57.14%となった場合は、71.43%の選手がグループ1位となり、ほかの2名が並びます。2名は直接対決の結果で順位が決まり、上位の選手がグループ2位となります。

注5: 3名が2勝、1名が0勝の場合、0勝の1名がラウンドロビンで敗退となります。2勝の3名のうち、2名のセット取得率が5-3で62.5%、ほかの1名が4-3で57.14%となった場合は、57.14%の選手がグループ3位となり、ラウンドロビンで敗退となります。ほかの2名が準決勝に進み、直接対決の結果で上位の選手がグループ1位となります。

注6: 3名が2勝、1名が0勝の場合、0勝の1名がラウンドロビンで敗退となります。2勝の3名のうち、3名全員が3試合に出場して、かつセット取得率が5-4で55.56%となった場合は、ゲーム取得率で順位が決められます。ゲーム取得率は、44-40で52.38%、45-43で51.14%、44-43で50.57%のようになります。ゲーム取得率で1位の選手がグループ1位、ゲーム取得率で2位の選手がグループ2位となり、準決勝に進みます。ゲーム取得率で3位の選手はラウンドロビンで敗退となります。